2009年2月24日。新橋駅、18時05分。駅の自動放送が列車の通過を知らせる。通勤客で一杯のホームを蒼い列車がゆっくりと通過する。長躯1000kmの旅は始まったばかり。僕たちの羨望の眼差しを受け、列車は西へと旅立って行った。廃止まであと18日。